
20代の始め、鍼灸師・マッサージ師の国家資格を取得したものの、まだ開業して一本立ちできる自信はありませんでした。
そこでまず某病院の整形外科に就職しました。とにかく患者さんを治療するという経験を積む必要を感じたからです。
病院での仕事は『物理療法』というもので、10分足らずのマッサージとさまざまな機械による治療。それは、患者さんを治すというよりも、流れ作業で人数をこなすというものでした。
当然、治療の効果は思わしくなく、症状に変化がないまま半年、一年、中には数年も通院されている患者さんもしばしばでした。
こうした病院勤務の時の体験から、患者さんを早く治すには、機械に頼るべきではないこと、技術を磨きその技術だけで治療すべきこと、お一人お一人を丁寧に治療すべきことなどの教訓を得ました。
その後、はり、指圧、マッサージの治療院を開業しました。自分なりに一生懸命に治療するのですが、思うような結果を出せず、悶々とした日々が続きました。
その打開策を探しあぐねていたある日、友人から『平方(ひらかた)鍼法』という新しいはりの方法を紹介されました。
この『平方鍼法(新しい鍼)』を導入してからの私の治療成績は劇的に向上しました。
鍼治療の最中、症状が改善していく様子が鍼の先端から鍼を持つ手に伝わってきます。
そして、治療後に触診してみると、筋肉の突っ張った緊張が緩んでいたり、腫れていたのが平らになったり、硬かったところが柔らかく弾力のある正常な状態になっていることを確認できるのです。症状の改善具合を確かめながら治療できる『平方鍼法』のすごさを実感しています。
何よりも嬉しいのは、ベッドから降りた患者さんの笑顔と共に、「あっ、痛くありません」「腰が伸ばせるようになりました」という喜びの声がたくさん聞けるようになったことです。
鍼灸師になってほんとうに良かったと心底から思える今日この頃です。
第一の出会いは、キリストです。友人に誘われて教会に行きました。根が単純な私は、初めて教会に行ったその日、キリストを信じました。16歳でした。人生には意義があり、価値があり、目的があると聖書から教えられています。日曜日は毎週、水戸聖書バプテスト教会に出席しています。
第二は、『平方鍼法(ひらかたしんぽう)』との出会いです。別の友人の紹介で知った平方鍼法の研究会に出席したのですが、そこで学んだ理論と実技は、私の治療家としての人生を変えました。ご指導くださった先輩の諸先生方の技術には遠く及びませんが、平方鍼法ではり治療をするようになってからの私の治療成績は格段に向上しています。これからも一層精進していきたいと思います。
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■水戸鍼灸院 院長 葛野隆紹
心がその人自身の苦しみを知っている。
その喜びにもほかの者はあずからない。
(箴言 14:10)
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